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50代が古い京都の家を快適にするために買ったもの5選

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わが家は京都の古い家です。「ウナギの寝床」と呼ばれる、間口が狭くて奥に長い造り。表側でお店をしていて、脇の通路を10メートルほど進んだ先に住まいがあります。

こういう家に住んでいる方なら分かると思いますが、古い家には古い家なりの不便があります。

  • 夏に風を通すための造りなので、冬は隙間風で寒い
  • コンセントが2〜3個しかない時代の設計
  • 廊下や通路に電気のスイッチが片側にしかない
  • そもそも家が奥に長く、動線が長い

いずれはリフォームをしなければならないと思っています。ただ、それまでの間をどう過ごすか。そして——これが大事なのですが——今の不便を記録しておけば、リフォームのときに必ず活きるはずです。

そんなことを考えながら、日々「快適になるグッズはないか」とネットを眺めています。今回は、80代の父と同居しながらこの古い家を少しずつ快適にしてきた道具を、5つ紹介します。

1. 隙間テープ ── 冬の寒さ対策の第一手

古い家は、夏の暑さをしのぐために風が通るよう造られています。裏を返せば隙間だらけ。冬になると、この隙間風が本当にこたえます。

引き戸の接触部分に隙間テープを貼ったところ、隙間風が消えて暖房の効きが明らかに変わりました。しかも夏になってみると冷房の効きも良くなっていて、結局一年中貼りっぱなしです。

扉が少し重くなるという欠点はありますが、数百円でこの効果なら文句なしでした。

★詳しくはこちら:隙間だらけの京都の古い家、引き戸に隙間テープを貼ったら暖房の効きが変わった

2. 充電式センサーライト ── 暗い通路の安全対策

わが家の通路は10メートルほどあるのに、電気のスイッチが片側にしかありません。夜、真っ暗な中を歩くことになり、80代の父が手探りで進む姿を見てヒヤッとしたのがきっかけでした。

人が通ると自動で点くセンサーライトを置いたところ、親に何も操作を覚えてもらわずに、通路が安全になりました。充電式(USB Type-C)を選んだので、電池を買い足す手間もありません。

★詳しくはこちら:80代の親と同居する50代が本当に買ってよかった見守り・安全グッズ3選

3. 配線カバー ── コンセント2個時代の家に、現代の機器

私が子どもの頃、家電といえばテレビ、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、洗濯機くらいのもの。部屋のコンセントも2〜3個で足りていました。

ところが今は、パソコン、充電器、ルーター、モニターと、あらゆるものが電気で動きます。家の造りは昔のまま、機器だけが増えた結果、床は延長コードだらけに。

さらにわが家はウサギを飼っているので、かじられる心配もありました。硬いプラスチックの配線カバーを壁に貼って固定したところ、かじられなくなり、見た目もすっきりしました。

★詳しくはこちら:コンセント2つの家にケーブルが溢れた話。ウサギ対策に配線カバーを貼りました

4. 後付けスマートロック ── 大所帯の鍵問題

古い家に大人数で住んでいると、鍵の管理が面倒になります。人数分の合鍵を作るのも費用がかかりますし、誰かが鍵を忘れれば、家の中の誰かが玄関まで開けに行くことになる。わが家は玄関から住まいまで距離があるので、これがひと苦労でした。

今ある鍵に後付けするタイプのスマートロックを導入したことで、合鍵が不要になり、玄関まで開けに行くこともなくなりました。

ただし、86歳の父には操作が難しいため、父だけは今まで通り物理の鍵を使う運用にしています。高齢の家族がいる家では「親のやり方は変えず、周りが便利になる」導入が現実的です。

★詳しくはこちら:80代の親と同居する50代が本当に買ってよかった見守り・安全グッズ3選

5. 押すだけで氷が取れる製氷皿 ── 夏を乗り切る道具

京都の夏は、ご存じの通り蒸し暑い。しかも古い家は断熱性能が高くないので、冷やすものが必要になります。

大人ばかりの大所帯なので氷の消費量が多く、昔ながらの製氷皿では追いつきませんでした。押すだけで氷が取れるタイプに変えたところ、力を入れずに、誰でも氷を出せるようになりました。高齢の父でも扱えるのが大きい。

★詳しくはこちら:押すだけで氷が取れる製氷皿を使ってみた。便利だけど「重ねる時」に注意

古い家と付き合うコツ

5つ挙げてみて、あらためて気づいたことがあります。

古い家の不便は、「家を変える」のではなく「道具で埋める」方がうまくいく。

隙間風は隙間テープで。暗さはセンサーライトで。コンセント不足は配線カバーで。どれも数百円から数千円の買い物です。リフォームを考える前に、まずこの規模で解決できないか試してみる価値はあります。

そしてもうひとつ。高齢の家族がいる家では「本人に何かを覚えてもらう道具」は続きません。置くだけ、自動で動く、いつも通り使える——そういう道具を選ぶと、家族全員が無理なく快適になります。

これは、リフォームのための下調べでもある

冒頭に書いた通り、わが家もいずれリフォームが必要です。今回紹介した道具は、それまでの「つなぎ」でもあります。

ただ、やってみて思うのは、この経験そのものがリフォームのときに活きるということです。

たとえば隙間テープを貼ってみて、「この家はどこから冷気が入るのか」が体で分かりました。センサーライトを置いてみて、「夜、家族が実際に歩く動線はここだ」と確認できました。配線カバーを貼りながら、「本当はコンセントがここに要る」と気づきました。

リフォームは大きな買い物です。でも、住んでみないと何が不便かは分かりません。数百円の道具で先に試しておけば、本番で間違える確率が下がる。 そう考えると、この小さな買い物の積み重ねには、金額以上の意味があるように思います。

そんなことを考えながら、今日も「何か快適になるグッズはないか」とネットを眺めています。古い家にお住まいの方、親御さんと同居されている方の参考になれば嬉しいです。

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